教育関係で長らくお仕事をしている女性たちに会う機会がありました。
教育といっても学問を教える「先生」ポジションではなく、生徒の生活とか身の回りの世話、といった職種。
放課後の学童保育とか、学校の食堂の調理スタッフとか、そんな感じです。
お仕事についてのよもやま話を聞いていた時、ひとりが「今年の〇年生は寅年生まれだから、ガンコでもめるんじゃないかと思う」と言い出すと、もうひとりも「あー、トラ年かあ!自分が納得するまで動かないのよねー」と言い、盛り上がるその場。
え、生まれ年の干支で判断するの・・・?と目を丸くしていたら、「これが当たるのよ!もう申年生まれの学年はみんなキャーキャーうるさくて落ち着きなくってさー!」と。
まさかの、「動物(の性質そのまま)占い」。

十二支にネズミ、ウシ、トラ・・・、と動物が対応させられるようになったのは、十二支という概念が成立してから相当時間が経った後、だそうです。
小学生のとき、「『子』で『ネズミ』なんて読めねえよー」とぶうぶう言ってた男子がいたけど、今にして思えば彼の発言は的を射ていたのだな。
象形文字としての「子」には「ねずみ」の意味なんて全然ないのだものね。

ということで、「ネズミ年生まれだからすばしっこくすぐ姿をくらます」とか「丑年生まれだからおっとりしてるけど怒らせると怖い」とかは、どうなんだろう・・・と思う反面、現場での長年の経験と直感、というものを無視するわけにはいきません。
実際に1年ごとの学年という生徒集団に接してきた人の実感として、そこにはやはり一定の法則があるのかもしれない。
学校関係で働いてた時も、「学年ごとに全然カラーが違う」という話をよく聞きました。
10年、5年単位の「世代」で感覚が違うのはなんとなく分かるけど、たった1年でも大幅に違っちゃうのかー。
(西洋占星術だと世代はトランスサタニアン(冥・海・天王星)ですよね。
あとは土星(3年くらいで星座移動)と木星(1年で移動)を組み合わせれば、学年ごとのカラーになるということか・・・)

そして「象徴」から解釈されるものは、最初の意味とは違ってきたりする。
タロットカードで、人に10本の剣が突き刺さってる「ソードの10」は、マカロンタロットの解説本によると「鍼灸師、ハリ治療」という解釈もあるのですが、タロットカードが成立したころには、東洋の鍼治療なんて考えになかったでしょう。
でも現代日本ではそういう解釈、読み解きもできる。
最初は内容に関連なく、ただあてはめただけの動物でも、数千、数百年の時が経てばそこに意味が発生してくる、のかも。
あとしばらく時が経てば「生まれ年の干支の動物の性質でその学年の集団性質を判断する」占いは当たり前になってるのかもしれません。
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マカロンタロットの「ソードの10」。


ちなみに私は辰年生まれ。
亥年生まれの夫に「夫婦でなんか暴れん坊な干支だねえ・・・」と言ったら、
「いや、生物としては辰が最強だから。トラとかイノシシとかぜんぜんかなわないから。レベルが違うよ」と真顔で言われました。
辰年生まれをなんだと思っているのか!?火ぃ噴くぞ!(←そういうあたりが・・・)