今年の半夏生は7/2だったそうです。
もう3週間も経過して、梅雨も明けちゃったんですけど、どうしてもこの写真を載せておきたかったので遅ればせながら!

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低い生垣が門塀の代わりになってる、とてもステキなお宅なのですが、6月下旬~7月初めに半夏生が群生しているのです。
これがなんとも涼しげというか爽やか。
半夏生の時期になると、このお家の前を用もないのに通りたくなってしまいます。



半夏生には毒が降るので井戸にフタをする」という言い伝え(風習)を知ったのは、ここ最近です。
毒が降るって!穏やかならぬ!!と思いましたが、梅雨時の湿気が多くて生暖かい気候は、食中毒の原因になる雑菌を繁殖させるから、雨水や葉っぱに着いた雑菌が井戸に入って井戸水を悪くしないように・・・、っていうことなんですね。
畑から野菜を取らない、というのも、雨水の雑菌や、畑の土の雑菌が跳ね返って野菜に着くのを食べないように・・・、ということなんだろうなあ。
この時期、畑仕事を休むというのは、春からずっと働いてきた疲れを取るというのもあるだろうけど、湿気&高気温の時に動きすぎると体調崩す、ということもあるんじゃないだろうか。

そして最近よく聞くのが、「半夏生にタコを食べる」という言い伝え。
『鉄腕DASH!』でも東京湾にタコ捕りに行く企画とかやってました。
タコはたしかにタウリンを含み、疲労回復効果があるけれど、どうもこれ、もともとは関西というか西の方の風習のようです。
それがなんで最近東京(関東圏)でも広まってるのか?と思ったら、スーパーがこぞって宣伝してるんですね。
ある限られた地方の行事食の風習を、販売促進のために「昔ながらの縁起物」として、全国規模で宣伝して新しい風習として根付かせる・・・。
「恵方巻き」を彷彿とさせます。

まあ風習・風俗というものは時代と共に変わっていくものなので一概に悪いとは思いませんが、今やその風潮の担い手が「スーパーマーケットの広告」なのが面白いなあ、と思います。
100年くらい後の「2000年代の風俗史」とか「暦と行事食の関係」の研究とかに、「スーパーマーケット」の存在がものものしく書かれるのかなー。



そもそも「土用の丑の日」だって、江戸時代に平賀源内が販売促進宣伝&キャッチコピーライトしたんですもんね。
「夏はウナギの売り上げが悪いんだけど、何とかなんないかー」と鰻屋が相談に来たというから、そもそもその前は夏場にウナギをあんまり食べてなかったわけで。
じゃあ、土用は年に4回あるんだし、夏の土用だけじゃなくていいじゃん?
春でも秋でも冬でも、土用時期の丑の日はあるでしょう!その日にもウナギを食べましょう!というのが最近の戦略らしく、「春土用」と称してウナギ売り込んでるのも見かけました。
商売チャンスを見逃さない、その態度は大変ステキだと思います(笑)
見つけたチャンスは逃さない、取り込めるものはすべて取り込み利用する、これが土性か?

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これは今年の夏の土用向け、スーパーのチラシ。
うなぎパイならぬ、うなぎパン!
しかしけっこうおいしそうです(表面はチョコレートコーティングかな?)。