戌亥天中殺について思いを巡らせていたら、『あまちゃん』を思い出しました。
言わずと知れた2013年の朝ドラ、
私も放送当時どっぷりハマったものです・・・。
あまちゃん 完全版 Blu-rayBOX1
能年玲奈
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2013-09-27


西洋占星術的には、蟹木星・魚座海王星への着目記事をよく見ました。
蟹木星・・・祖母―母-孫娘という女三代の家系の物語、故郷、地元アイドル、地方村おこし
魚座海王星・・・海、海女、アイドル、芸能界、でしょうか。

主人公・天野アキは17歳の夏、
初めて訪れた母の故郷岩手三陸で、海女である祖母のかっこよさに魅せられ、海女になる!と決意。
新人海女として地域に迎え入れられ、地元ローカルアイドル状態になりますが、
海に入れないシーズンに高校で見かけた伝統潜水の「南部もぐり」に興味を持ち、
何より南部もぐりのエースの種市先輩にひとめぼれ、潜水科へ進むことを決意。
更に親友の美少女・ユイに引きずられるように本格的アイドルの道を目指すことに。

劇中でも「海女やって、南部もぐりやって、次はアイドルってなんなの!?」みたいな
母・春子さんのセリフがありましたが、確かに一貫性がない。
思いつきで行動してる、と言われても仕方ないですよね。
しかしアキちゃんは新人海女として周囲にかわいがられ、潜水科を無事卒業し、
上京して紆余曲折あるものの、東京でみごとアイドルになってしまうのです。

一方、母・春子は若かりし頃、可愛くて歌が上手くて地元の人気者、
夢は東京でアイドルデビューすること。
周囲には観光客を呼ぶためにも海女になってくれ、と期待されていましたが、
アイドルになる!という決意はかたく、家出同然に上京。
オーディション番組でみごと優勝を勝ち取るのですが、
その番組自体が終了、デビューの道は閉ざされてしまいます。
バイトしながらオーディションを受け続ける春子ですが、
「素人くさいアイドルがうける時代」になり、
上京前に歌や踊りのレッスンに励んできたことが逆効果に・・・
(レッスン代は観光海女のバイトをして稼いでた、ということで、
海女の適性はあったのではないか?
「自分のやりたい仕事」と「適性がある仕事」というテーマでもありますね・・・)。

アキの親友・ユイも昔からアイドルを目指し、東京に強く憧れています。
自分が美少女であることを自覚し、
積極的に行動するユイは東京の芸能事務所にスカウトされますが、
周囲はユイの上京に反対。
ようやく理解を得て、アキと二人上京しようとした朝、父親が倒れ、
「後から行くから!」とアキを見送ったものの、
上京しようとするたびそれを妨げる事件が起こり、
結局東京へ行くことはかないません。

「目指して努力して一途にやってきた」人が上手く行かず、
「思いつきのようにひょい、とやってみた」人が上手く行く、
なりゆきまかせ、ってあたりが戌亥天中殺っぽいかなー、と。

脚本の宮藤官九郎さんはインタビュー等で
「『あまちゃん』はヒロインが成長しない物語だ」と言っています。
クドカン自身は辰巳天中殺なので、
戌亥天中殺としての実感を書いたわけではなく、
「ヒロインの成長物語」ばかりになってしまった朝ドラへのアンチテーゼとして
「ヒロインは成長しない、変わらないヒロインが周りを変える」物語を書いたのでしょう。
従来の朝ドラは
「一生をかける職業を早々に決めたヒロインがそれ目指して突き進む物語」が多いので
(それ自体は素晴らしいことだと思いますが・・・)、
「そんなにスムーズに行かないよ!」っていう私の戌亥天中殺精神が反発を感じることが多く、
より『あまちゃん』にハマる原因の1つになったのかな、と。

西洋占星術では、クドカンも能年ちゃんもキョンキョンも太陽蟹座で、
2013年、蟹座木星の年に大ヒット!と言われてました。
しかし2013年は巳年、辰巳天中殺の年でもあります。
クドカンだけでなく、能年ちゃんも(作中のアキの誕生日も)キョンキョンも辰巳天中殺なんですが、
辰巳天中殺期間にヒットしてるんですよね・・・。
天中殺については、
「天中殺の期間に始めたことは上手くいかない、続かない。しかしその最中は上手くいく」
みたいな説もあるそうで、
TVドラマという、現実でない虚像の物語、そして半年間(天中殺期間内)という期間限定なら、
天中殺ヒットもありなのかも、と思いました。

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NHKのドラマなのに、フジテレビ系列の扶桑社からもファンブックが出たほどの人気っぷりでした・・・。
まついなつき先生も両方にコラムを寄せてらっしゃいます。
個人的には、『ファンブック2』掲載の、
「自分探しをこじらせる残念なイケメンと 社会の中で何も考えずに済む普通のイケメンと」
の冒頭で語られる、
必要なものを適切な時にくれる男&日々の勤労をきちんとしてる男たちに萌えるまつい先生に、
乙女座魂が激しく同意!でした。
(まつい先生は月乙女、私は太陽乙女)